残り2日の過ごし方

相手陣営の事務所に伺い、あたたかく迎えてもらえたことで、今回の選挙において自分の中で欲しかった、ひとつのゴールに達した感覚はあります。

「勝ち負けではない」

これを徹底して選挙期間を過ごしてきたことで、この感覚に到達できたと思います。あまりここまでの表現をすることはないですが、本当に優しくていい人たちでした。「勝たないと意味がない」という選挙のプロたちの思い込みが、この人たちの魅力をかき消してしまっているとさえ。この人たちはそんなことは思っていなくて、2人とも通ればいいのに、と送り出してくれたのです。

なぜ、同じようにまちをよくしたいという想いを持っていながら、相容れないのか。この答え。そして切なさも含む、新しい感情をもって、残り2日の過ごし方をまた、明日から新たに模索していきます。

3年5年10年という長い単位で物事を見ていけば、個人対個人では調和できるポイントが作れる希望はあると思えました。逆に、やはり大きな組織や団体はどこまでいってもその呪縛からは逃れられないのだろう、とも。これからさらに、個人としてどうなのか、ということを問われる時代に突入していくと思っています。

堀口のぶよし

ー奈良県香芝市ー コンパクトモデルシティ、未来のまちのあり方、「ひと」の行く先を日々考えています。 堀口のぶよし