名前連呼への違和感

応援してくれている方と会うたびに言われます。

「一人でも多くの人に名前を知ってもらって、」

と。

選挙カーはスピーカーを搭載して、大音量で名前を連呼して走ります。

そういうものだとみんなが思っています。

名前をいかに目に入れるか、意識にすり込むか合戦が繰り広げられています。

このこと自体に非常に違和感を感じていました。

だからそれをやめるべく選挙カフェというコンセプトを考えたのですが、まだ何かしっくりきていない部分が昨日までありました。

それで、ふと気づきました。

自分も名前を選挙カー、たすきにデカデカと書いているではないかと。

つまり、それに違和感を抱いていた自分でさえ、その違和感の元凶から、実は完全には抜け出しきれていなかったことに気づきました。

だから、選挙カー、タスキの、自分の名前はテープで隠すことにしました。(よく見たら見えるぐらい)

これで残りの選挙期間を過ごします。

遠距離の人に名前だけアピールで接点を持つ、という機能を捨てました。

これは、

「まずは中身を見てください。(もし興味があれば)」

「何を言っている人間なのかで判断してください。」

「意味もわからず票を入れてくださいとは言いません。」

ということの端的な表現です。

これで自分の中のモヤモヤが晴れたので、今日からまた清々しい気持ちで選挙活動に入ります。

これによって、変わり者をアピールしたり、それで注目を集めたいわけではありません。行儀良く選挙活動をすることで、直に触れ合った方にはそこがうまく伝わればと思っています。

2024/5/14  堀口のぶよし



堀口のぶよし

ー奈良県香芝市ー コンパクトモデルシティ、未来のまちのあり方、「ひと」の行く先を日々考えています。 堀口のぶよし