都市計画の一番の目的は?
都市計画の一番の目的は、住民の幸福度を上げることではないか。市の税収を増やすことは大事だが、第一ではない。
「行政に経営の概念を」ということがよく言われるようになってきているが、そんなことは当たり前のことで、わざわざいう必要がない。とすら思っている。でも、それぐらい政治は時代錯誤的であり、変われていない。
経営のことを考えるのは当たり前にクリアする前提で、その先の、住民の幸福度を上げるための施策を総合的に考える必要がある。現代の政治家は政治屋であり、総合的には社会経験値が薄いことが多い。だから政策が根本的に一般感覚からしたらズレる。もっと総合的に学問をおさめ、さらに、社会経験を通じて経営的な知識と経験、リーダーシップ、人の気持ちがわかる人間になっていないといけない。政治家、教育者などはそうあるべきだと思う。
また、多くの政治家は人の気持ちがわからない。と思う。優しいふりをしている。票を取ることしか考えていないから。なぜかというと、そうならないとその世界で生き残れないから。これは政治家の個人の資質というよりは、仕組み・システムの方に問題がある。と思う。票をとにかく集めなければ生き残れないというこの仕組みが問題だ。なので、政治家は票の方にばかり意識がいきがちで、勉強する暇がない。本質的な問題にじっくり腰を据えて向き合う余裕がないし、その必要もなかったりする。
他のことをすると叩かれる風潮も問題がある。事業を自らやって、経営の知識や人を育てる、従業員の人生を背負うなどの経験をしっかりすれば、無責任な発言なんてできなくなるし、本当の愛情も少しはわかるはず。経営というのはそういうもので、収支がどうとか、そんなものではない。経営を数字と思っている人間に本当の経営はできないし、政治もできない。政治はかなり幅広い知識と教養と感受性が必要なはず。
本当に変えたい人は、どこにも属さずに出るしかない。でも、それではなかなか通らない。通っても、一人では大きなことはできない。敵は強大だから。
そもそも、多数決の制度自体もよくよく考えるとおかしい。何の興味も知識もない人が、無理やり投票に駆り出されて、その場で適当に選んで、一票。頼まれて入れても一票。政治に興味をもって、ものすごく勉強して、思い入れのある人に投じるのも、一票。
あまりにもざっくりしすぎている。
クローズな世界。裏ではドロドロな世界。政治への興味を持てないのも無理はない。表面のきれいなところだけで取り繕って票を集める世界だから。でも、これは現時点のルールなので、政治家になる人は、従うしかない。志のある人が集合して、これらの古い慣習をぶち壊していくしかない。
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